第30回高松宮殿下記念世界文化賞 自然と向き合う“霧の彫刻家”

10/15 12:36
芸術・文化の分野で優れた功績をあげた人たちに贈られる、高松宮殿下記念世界文化賞。
30回目の記念イヤーとなる2018年の受賞者を紹介します。

15日は、彫刻部門の中谷芙二子さん(85)。

霧の彫刻家として知られる中谷さんは、アメリカ・イリノイ州のノースウェスタン大学で美術を学び、1960年代半ばに、芸術と技術をコラボレーションさせるグループ「EAT」に参加した。

1970年の大阪万博で、水を使った人工の霧の作品を発表し、以来、インスタレーションやパフォーマンスなど、表現形式を変えながら、世界各地で制作を続けている。

中谷さんは、「環境を選ぶ、まず。まず一番大事なのは、見えたり隠れたりする借景ですね。それが土台になっていって、霧がいろいろパフォーマンスしてくれるのが面白い」と語った。

制作を通して、自然と向き合う中谷さん。
世界で初めて、人工的に雪の結晶を作った物理学者である、父・宇吉郎さんから大きな影響を受けた。

中谷さんは、「こちらが観察する対象に対して、どれだけ純粋になれるか。自然に対する信頼感みたいなもの、それを本当に体で覚えたというか、たたき込まれたという感じですね」と語った。

10月27日からは、茨城県の水戸芸術館で個展を開く。

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