元秘書「100万円頂いたのは事実」 食い違う主張 真実は

10/19 18:19
100万円で、口利きをした疑惑が報じられた片山地方創生担当相。

本人が疑惑を否定する中、関係者の主張に食い違いが出ている。

18日のピンクとは打って変わって、黒のシックな装いで閣議に臨んだ、片山さつき地方創生担当相。

「週刊文春」に報じられた、100万円の対価で国税庁関係者に口利きを行っていたとの疑惑について、19日、あらためて否定した。

片山地方創生担当相は「(実際に100万円を受け取った?)片山が100万円を受け取ったことはないこと、そして、誌面に書かれているような口利きなどしてないことについては、しっかりと裁判の場を通じて、明らかにしていきたいと思う」と述べた。

麻生財務相は「わたしが、特にコメントする話ではありませんな」と述べた。

根本厚労相は「本人がきちんと説明責任を果たすべき」と述べた。

片山地方創生担当相は「(閣僚としての説明責任は?)今きっちりと、(訴訟の)準備をしているところで、今まで以上の詳細については、現時点では、差し控えさせていただく」と述べた。

「週刊文春」の記事では、2015年当時、片山大臣の私設秘書だった税理士の南村博二氏に対し、会社経営者のX氏が、「青色申告の承認取り消し」について相談。

南村氏は、取り消しを回避するための着手金として、100万円を受け取り、後に片山大臣が、国税当局に電話をしたと報じられている。

「青色申告」とは、納税の際、優遇を受けられる制度。

具体的には、家族の給与を経費に計上できるなど、事業主にとっては、メリットの大きい制度。

依頼したとされる側のX氏は、19日にコメントを発表。

そこには、「口利き」の文字があった。

「弊社の青色申告承認について、その取り消しがなされる可能性を指摘されたため、知人の紹介により、片山氏に口利きの相談に伺い、税理士である、私設秘書の方に対応していただけることになりました。2015年7月、その私設秘書から要求された、100万円を指定された口座に振り込んだのは事実です」とコメントを発表した。

X氏は、片山大臣に口利きをしてもらうために、南村氏の要求に応じて、100万円を支払ったとしている。

その南村氏は18日夜、「青色申告の取り消しなんて、受けるはずがない。(向こうから、青色申告について言われたことは)ダイレクトな形で、最初に言ってはいない。わたしの認識、記憶ではありません。なぜならば、それ(青色申告取り消し)を言っていたら、受任していない」と話していた。

仕事は、あくまで税理士業務として受けたと主張。

X氏の説明とは、食い違っている。

また、「週刊文春」の記事では、片山大臣が、議員会館を訪れたX氏の目の前で、国税庁関係者に電話をかけたとされている。

FNNは18日夜、片山大臣が連絡を取った相手と報じられた当時の関東信越国税局長を直撃。

元関東信越国税局長の松村武人氏は「国税庁の方に必要なことは、話をそちらに聞いてくれと頼んであるから、今もう、わたしは外れているから」と話し、片山大臣からの電話の有無については、コメントしなかった。

片山大臣は18日、「100万円を受け取ったことも全くない」と述べた。

X氏が支払ったとする100万円について、南村氏は「いただいたことは事実。(100万円は片山地方創生相に渡っている?)出金があったかどうか、もしくは入金があったかどうかについて、あらためて場をいただいて、事実に基づいて答えさせていただく」と述べた。

100万円の行方については、あらためて説明する考えを示した。

疑惑の報道を受け、野党側は、片山大臣が口利きの見返りとして、金銭を受け取っていれば、あっせん利得罪にあたる可能性があるとみて、19日、国税庁などからヒアリングを行った。

社民党の福島みずほ副党首が「2015年に片山議員から国税庁に、問い合わせか、交渉か、何かありましたか」と話すと、国税庁は「ちょっと、それはこの場ではお答えできない」と述べた。

野党は、24日に始まる臨時国会で、片山大臣を厳しく追及する構え。

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