カーブの速度超過が原因か 台湾列車脱線事故

10/23 17:48
台湾の脱線事故。
事故原因の調査が進む中、カーブを曲がる際の速度超過が原因との疑いが強まっている。

特急列車の脱線事故が起きた、台湾北東部の現場。

事故から2日がたった23日も、復旧作業が続けられた。

事故は、なぜ起きたのか。
焦点となる事故原因について、台湾の検察当局は、列車の速度オーバーとの見方を明らかにした。

事故が起きる1時間ほど前、別の特急列車が現場を通過した際の映像。

2つの映像を比べると、画面下の事故を起こした車両の方が、明らかに速いスピードで走り込んできたことがわかる。

事故車両の乗客
「わたしは、よくこの列車に乗るが、こんなに揺れているプユマ号は初めてだ」

地元メディアは、カーブに差しかかった時の列車のスピードが、制限時速75kmの2倍近い、時速140kmに達していたと報道。

また、レコーダーの記録により、事故の2分前に時速80kmから、時速140kmに急加速したことがわかったと伝えている。

警察当局は、業務上過失致死の容疑で、運転士から12時間にわたって事情聴取。

しかし、身柄の拘束は認められず、その後、保釈された。

運転士は、検察に対して、もう1つ重要な供述をしている。

それが、「運行管理者に確認して、ATP(自動保護システム)を切った」というもの。

自動保護システムとは、列車が既定の速度を超えて走行した場合、自動的に速度を制御するシステム。

車両を製造した日本車輌製造によると、台湾に納入した全ての車両にこのシステムが搭載され、運転席でこのシステムを停止させることも可能だという。

列車の運行速度調整が、運転士の手に委ねられた状態だった事故車両。

さらに地元メディアでは、運転士が、検察に「運転席のパネルが故障していて、実際の速度が表示されず、目で速度を把握するしかなかった」との証言をしているとも報じた。

これまでに18人が死亡、190人が重軽傷を負った今回の脱線事故。

当局は引き続き、この運転士から慎重に事情を聴くなどして、事故原因の究明にあたる方針。

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