トルコ・エルドアン大統領の狙い 「皇太子に言及せず」

10/24 20:13
カショギ氏の死亡について、トルコ・エルドアン大統領は、「計画的殺人だ」と断定した一方で、当局が入手したとされる音声データや、ムハンマド皇太子の関与については言及しなかった。

はたして、アメリカやサウジアラビアに対して真の狙いは何なのか。

ムハンマド皇太子肝いりの会議に、皇太子本人が訪れる予定で、公の場で事件について語るのかに注目が集まった。

カショギ記者殺害をめぐり、サウジアラビアに対する非難が強まる中、国営サウジ通信は23日、サルマン国王とムハンマド皇太子が、カショギ記者の遺族2人と首都リヤドの宮殿で面会し、「深い弔意と同情」を伝えたと報じた。

遺族2人は、国王、皇太子と握手を交わし、感謝を伝えたという。

しかし、カショギ記者の息子の服がしわくちゃで、国王との面会にはふさわしくなかったことから、さまざまな臆測を呼んでいる。

23日の演説で、トルコのエルドアン大統領は、「計画的殺人」として、サウジ側のこれまでの説明を否定。

エルドアン大統領
「総領事館スタッフが、ベオグラードの森やヤロワ市を視察に行った」
「(実行犯らは)総領事館内の防犯カメラのハードディスクを外した」

遺体が遺棄されたとみられる場所を実行グループが下見していたことや、さらに、防犯カメラに映っていたカショギ記者に偽装した男についても言及。

カショギ記者の眼鏡をかけ、偽の口ひげをつけ、カショギ記者に偽装した男。
この男も犯行後、ほかのメンバーとともに、サウジアラビアへ帰国したと明らかにした。

エルドアン大統領
「ムハンマド皇太子に伝えたいことがある」
「(帰国した実行犯を)イスタンブールで捜査すべきだ。それを判断するのは、彼(皇太子)だ」

気になるのは、23日、複数のアメリカメディアが、エルドアン大統領の演説の前日、CIA(中央情報局)のハスペル長官がトルコへ向かったと報じたこと。

このトルコ訪問との関連について...。

フジテレビ・風間晋解説委員
「(なぜCIA長官がトルコを訪問したのか?)『エルドアンさんは、サプライズ発言したりしないよね』と思ってしまったんでしょう、おそらく。23日になる前に急きょ、CIA長官が『それはやめてね』と、くぎを刺すために、トルコへ出かけて行ったと思います」

23日の声明では、決定的証拠とされる「事件当時の現場での音声データ」や、「ムハンマド皇太子の関与」など、核心部分についての言及もなかった。

フジテレビ・風間晋解説委員
「核心部分を公表すると、サウジを追い詰めてしまう。それは、サウジと蜜月関係を維持したいと希望しているアメリカにとっても都合が悪い。トルコは、アメリカにも配慮するという形で、核心部分を表明・暴露するのをやめたんだと思います」

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