「ほほ笑みの国」の過激ラッパー 軍事政権を痛烈批判

11/02 20:08
笑顔あふれる「ほほ笑みの国」タイで、今、ミュージックビデオが話題になっている、挑戦的なフレーズで始まるラップ。

タイトルは「俺の国にあるもの」。

歌っているのは、「反独裁ラップ」という名前のタイ人ラッパー10人からなるグループ。

2014年のクーデター後からタイで続く、軍事政権を痛烈に批判。

さらに、選挙が何度も延期されている現状についても、「4年だったぜクソ野郎 まだ選挙のねぇ国 自由の国? お前にだって選べるだって? クソ野郎 首相ですら軍に選んでもらう国 俺の国には 俺の国には...」と歌っている。

こうした過激なメッセージは、国の安全を脅かすとして、タイ警察当局は、即座に取り締まる姿勢を示した。

しかし、メディアや市民の猛反発を受けて一転、黙認することに。

プラユット首相も、ラップに不快感を表明したものの、警察の取り締まりをめぐる騒動は、彼らの人気に拍車をかける結果に。

動画投稿サイトでは、再生回数が10日余りで、2,500万回以上を突破。

アップル社の音楽配信サービス「iTunes」でも、国内1位を記録した。

メンバーの1人、ホークさんは「自分の国にある問題を見せたかった。ラップなら直接言えるし、気持ちも伝えられます」、「曲を聞いてもらい、広く議論してもらいたい。そうなれば成功です」と話した。

「もっと政治を議論しよう」。

政治活動が制限され、自由に意見を言いにくいタイで、ラッパーが発信するメッセージは、国のあり方を変えるきっかけとなるのか。

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