日曜安全保障 中国のドローン技術が脅威に?

11/04 18:31
日本を取り巻く安全保障問題を、わかりやすく深堀りしていく、「日曜安全保障」。
4日のテーマは、「中国の最先端技術が安全保障を脅かす?!」。
能勢伸之解説委員の解説です。

生野キャスター「『中国の最先端技術が安全保障を脅かす』ということですが、どういうことでしょうか」

能勢解説委員「まずは、こちらの映像を見ていただきたいのですが」

生野キャスター「打ち上げ花火のようで、とてもきれいな映像ですね」

能勢解説委員「そうも見えるのですが、よく見てください。だんだんと、光の粒が複雑な動きを見せ始めて、徐々に変形して、文字を描いたり、ロボットみたいな形に変化したり、花火ではありえない、複雑な図形化を見せているんですね」

生野キャスター「これは、いったい何でしょうか?」

能勢解説委員「実は、1つ1つが、照明をつけたドローンです。距離ですとか、位置間隔の統制が取れて、見事なわけなんですけども。カメラに加えて、AI(人工知能)に近い機能がついていて、お互いの位置を確認しながら、動いていると思われます」

生野キャスター「ドローン技術は、ここまで進んでいるのですね」

能勢解説委員「中国では、物を運ぶドローンが発達していて、食品を運ぶドローンなど、とにかく開発が盛んです」

生野キャスター「こうしたドローンが、安全保障に影響すると」

能勢解説委員「気にかかるのは、大型化することです。そんな特殊なドローンの飛行試験が成功したということです」

生野キャスター「これは、ドローンというより、飛行機サイズの大きさですよね」

能勢解説委員「これは、民間が開発したということになっているのですが、この大きさですから、これまでのドローンでは運べなかった物資を運べる。空から物資を投下できるようになれば、孤立した被災者に、救援物資を届けられる。ちょっと見方を変えるとですね、危険な戦場にいる兵士に、食料や弾薬などを届けることも可能になるかもしれません。しかも、安全に着陸することができる、優れものなんです」

生野キャスター「ただ、軍事運用としては、さすがにと思いますが」

能勢解説委員「そうでもないんですね。2018年の防衛白書では、中国に関して、軍事転用の可能性がある、最先端技術の一例として、無人機の「スワーム」、つまり先ほど見た、群れて飛行する技術があるとしていて、ドローンに言及しています。中国における技術開発については、その軍事利用の可能性も念頭に置きつつ、注目する必要があるとしています」

生野キャスター「防衛省も注目しているのですね」

能勢解説委員「ドローンだけじゃないんです。こちらの水陸両用の飛行艇ですが、基本的には、海での遭難者救助や、森林火災の消火活動が主な目的とされているのですが、一度に50人程度の人命救助ができるというふうに、触れ込んでいるわけなんです。ということは、物理的には、兵隊50人とともにゴムボートを載せて、飛んで来られる可能性があるということです。船よりはるかに速く、尖閣までやって来たら、対応できるのでしょうかと。日本の安全保障にも大きな影響があるかも。そんなことを考えてしまうのですね」

生野キャスター「能勢さんの想像だけで、終わってくれると良いのですが」

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