新会長に“麻薬疑惑”の人物 東京五輪に「影響」

11/05 17:53
2012年のロンドンオリンピックで、村田諒太選手が、日本のボクシング界に48年ぶりとなる金メダルをもたらした。
あれから6年、この競技が2年後の東京オリンピックで除外されることが、現実味を帯び始めている。

3日、ロシアのモスクワで行われた、国際ボクシング協会の会長選挙。

新しい会長に選ばれたのは、これまで会長代行だったウズベキスタンのラヒモフ氏だった。

ラヒモフ氏は、「われわれは全てに耳を傾け、学び、実行していきます」と述べた。

ところが、このラヒモフ氏は、麻薬の売買に関与しているとして、アメリカ財務省が制裁対象としている人物。

IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長は、ラヒモフ氏が会長代行となった2018年2月の時点で、東京オリンピックからボクシングを除外する可能性に言及していた。

にもかかわらず、なぜラヒモフ氏が新会長に選ばれたのか。

今回の会長選で、対立候補に投票したという日本ボクシング連盟の菊池浩吉副会長は、「いろんな国の人と話をしたが、(ラヒモフ氏が)圧倒的でした。すごいオーラを出していた。すごい発言力なんじゃないかと思います。『ちょっと前の日本連盟の形に非常に似ている』と言われました」と話した。

「ちょっと前の日本連盟」とは、2018年8月、裏社会との関係などを指摘され、会長を辞任した山根明前会長時代のこと。

山根前会長は、ラヒモフ氏と親交があり、還暦祝いに腕時計を贈られたことを自ら明かしていた。

ラヒモフ氏の会長就任で、東京オリンピックに黄色信号がともったことを受け、日本ボクシング連盟は...。

菊池浩吉副会長は、「民主的に選挙という形で決まったので、それをとやかく言う権利はないと思う。それは受け入れることとして、こんな歴史と伝統を持った競技がオリンピックから外れるというのは納得いかないし、そういう歴史を作ってはいけないと思う」と話した。

連盟では、オリンピックへの参加をIOCに求める署名活動を始めた。

IOCは、11月30日から東京で行われる理事会で、ボクシングの除外について審議する予定。

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