3,000万人超え、新たな課題 急増する訪日外国人

12/18 17:42
2018年、日本を訪れた外国人の数が初めて3,000万人を突破し、記念のセレモニーが18日、関西国際空港で行われた。

2013年に1,000万人を超えた訪日外国人は、その後、急増。
2017年は、2,869万人に達し、18日初めて3,000万人を突破した。

これまで、外国人観光客を増やすため、ビザの緩和などの対策をとってきた政府は、オリンピックが開催される2020年に4,000万人突破を目指している。

しかし、外国人観光客の急増で、観光地を中心に各地で“観光公害”ともいえるトラブルが相次ぎ、問題に。

神奈川・鎌倉市で、土産物店や飲食店でにぎわう小町通りでは、せんべいやソフトクリームなどを食べ歩きする外国人観光客が捨てるごみが問題となった。

せんべい店の店員は、「(せんべいをつかむのは)昔は紙でやっていた。それをのりに変えて、のりなら全部食べられるので。紙はごみが出ちゃうので、近所の人とかに『散らかってるよ』と苦情も来ちゃうので」と話した。

そして、中国人観光客などが危険な写真撮影をすることで問題となった踏切では、注意を促す看板を設置し、土日は警備員を立たせるなどの対策がとられているが、地元住民の中には依然、不満も。

地元の人は「向こうのお宅とかは、勝手に庭の中入ってきて用を足していたとか」、「(商店をやっている人はうれしいという人もいるが?)ここらへん、お店とかないから、反対に迷惑ですよね」などと話した。

SNSをめぐるトラブルは、2017年だけで、およそ350万人の外国人が宿泊した京都市でも。

市内を上空から撮影した映像。
外国人観光客がドローンを使って撮影したものだが、すべて無許可で行われていた。

2018年10月には、無許可でドローンを飛ばした疑いで、3人の外国人観光客が書類送検されている。

インスタ映えを狙って、きれいな景色を撮りたいと考える外国人観光客による立ち入り禁止区域への侵入や無許可での撮影が、各地で問題となっていた。

一方、外国人観光客にはこんな悩みが。

ポーランドからの観光客は、「ポーランドはインターネットが無制限だけど、日本は、大容量のもの(Wi-Fi)を買わないといけない」と話した。

観光庁が訪日外国人に行ったアンケートでトップになったのは、情報を得るための手段となる無線LANや無料Wi-Fiなどのネット環境に対する不満だった。

さらに、地震や豪雨など、自然災害が発生したときの外国人観光客への対応も問題となった。

台風被害に遭った外国人観光客は、「ひどいわよね。月曜日には大阪からたつ予定だったけど、火曜日は名古屋に変更になって...」と話した。

このほかにも宿泊施設の不足など、外国人観光客をめぐる課題は山積み。

受け入れる側と、訪れる側。
その双方が笑顔になれる、新たな段階のおもてなしが求められている。

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