【速報】「保釈の可能性」から一転「再逮捕」 ゴーン前会長 特別背任容疑

12/21 17:23
保釈の動きから一転、東京地検特捜部は、日産のカルロス・ゴーン容疑者(64)を特別背任の疑いで再逮捕した。

検察と弁護側の攻防がさらに激化する中、側近のケリー被告は、早ければ21日にも保釈される見通し。

ケリー被告の保釈申請が行われた中、特別背任の疑いで再逮捕されたゴーン容疑者。
拘置所の中で何を思うのか。

21日にも保釈される可能性があるとみられていた、日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者。

まさに、急転直下。
東京地検特捜部が、ゴーン容疑者の勾留を続けるために行ったのは、「特別背任の疑い」での電撃逮捕だった。

現在、東京拘置所に勾留されている、ゴーン容疑者。

11月の最初の逮捕と、12月10日の再逮捕は、有価証券報告書に自身の報酬を少なく記載した、同じ容疑だった。

しかし、21日に行われた3回目の逮捕は、私的な損失を日産に付け替え、損害を与えたなどとされる“特別背任”の疑い。

ゴーン容疑者は、2008年のリーマンショックの際に、自身の資産管理会社が抱えた18億5,000万円の評価損を含む金融取引契約を、日産に移して、損失を与えた疑いが持たれている。

ゴーン容疑者側は、その後、巨額損失を含む契約を自らの資産管理会社に戻す。

その際に、信用保証で協力してもらった知人の会社に、日産側からおよそ16億円を振り込ませた疑いも持たれている。

リーマンショック当時の容疑は、10年前のもの。

特別背任罪の公訴時効は7年だが、フランス・ルノーの会長でもあるゴーン容疑者は、海外にいる期間が長く、その間は時効が停止されるため、まだ時効は成立していないとされた。

今回の背景には、ゴーン容疑者の勾留をめぐる、特捜部と弁護側の激しい攻防が。

再逮捕直前の21日午前10時29分。

東京拘置所から出てきたのは、ゴーン容疑者の弁護人を務める大鶴弁護士。

保釈に関する話をしていたとみられるが、そのわずか13分後の午前10時42分、大鶴弁護士は、再び拘置所に逆戻りする、あわただしい動きを見せた。

さらに、ゴーン容疑者に接見を行ったのか、正午ごろ、レバノン大使館の関係者を乗せたとみられる車が、東京拘置所から出ていった。

2回目の逮捕後の勾留延長が認められず、ゴーン容疑者の保釈請求がなされるとみられていた中での、特別背任の疑いでの逮捕。

元東京地検特捜部検事の高井康行弁護士は、検察側は本来、特別背任での逮捕は年明けの予定だったと指摘する。

高井弁護士は、「勾留延長請求が却下されるようなことになれば、これは、証拠がある以上、逮捕を前倒しせざるを得ない状況になった。あるいは、そういう状況に追い込まれたというふうに言えると思う」と話した。

関係者によると、11月、ゴーン容疑者が、“私的な損失を会社に付け替えた”との報道があった際、ゴーン容疑者は、「自身の理解としては、会社に実害を与えていない」と話し、当局から、付け替えは違法だと言われたので、実行しなかったと説明しているという。

一方で、ゴーン容疑者と同じく、12月10日に再逮捕されていた日産の前代表取締役、グレッグ・ケリー被告(62)側は、21日、保釈を請求している。

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