津波直撃のライブ会場は「今」 取材中にサイレンも

12/25 18:58
日本の活火山を示した地図には、北から南まで、実に111もの活火山が全国に分布している。

今回、インドネシアで発生した津波というのは、火山の活動によって引き起こされたというもので、日本にとっても無関係ではない。現地を取材した。

22日、インドネシア・スンダ海峡で起きた今回の津波。
これまでに429人が死亡し、行方不明者は154人にのぼっている。

地元メディアによると、被害は、噴火した火山に近いスマトラ島南端と、ジャワ島西端の沿岸部に集まっている。

一瞬にして、津波にのみ込まれた野外ライブの会場。

ジャワ島の西側にあり、噴火した火山からわずか50kmほどしか離れていなかった。

取材班が25日、その場所を訪れてみると、いたるところに草や木が挟まっていた。

海岸から会場までは、わずか十数メートル。
音響機材は、付近に散乱したままだった。

この取材中、「海面上昇を観測した」との一報を受け、取材班は、一時安全な場所に退避した。

今回の津波について、インドネシア気象庁は24日、噴火により、海底地滑りが原因となって発生したと考えられるとの見解を発表。

噴火から最初の津波が観測されるまでの時間は、24分間しかなかった。

ホテル従業員は、「(津波の)予兆がなく、突然来た」と話した。

インドネシアには、火山噴火による津波の早期警報システムがなく、被害の拡大につながったとみられている。

東北大学災害科学国際研究所・今村文彦所長は、「(日本で同様のことは?)日本も進んだ津波警報はあるが、今回のような火山性だったり、海底地滑りによる津波というのは、きちんと情報として出せない」と話した。

がれきの山を、手作業で撤去する救助隊。

懐中電灯が照らしたその先からは。
津波発生から12時間後、5歳の男の子が救出された。

生存率が急激に下がるとされる発生後72時間が25日夜に迫る中、現地では、懸命の捜索活動が続いている。

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