子どもたちの懐は“ホクホク”? 株価は冷え込む

01/04 19:39
波乱の幕開けとなった、株式市場。

新年最初の取引は、一時700円以上値を下げる展開となった。

その背景にあるのは、巨大企業・アップルの急ブレーキだった。

お年玉を握りしめた子どもたちが集まっていたのは、家電量販店にあるおもちゃ売り場。

親子連れの客は「(きょうは何を買いに?)レゴを」、「3DSのカバーを買いに来ました。お年玉で買おうと」などと話した。

2019年の景気を占う、お年玉事情はというと。

子ども
「(ことしもらったお年玉は?)4万円。(おいくつ?)6歳」、「6万円」

お父さん
「(お年玉の金額が)だんだん上がってくるので、心配にはなりますね。厳しいかなっていうのはありますけど」

そんな親たちの不安をよそに、子どもたちの懐は温かそう。

その一方、あでやかな晴れ着姿の女性たちがずらりと並んだのは、東京証券取引所。

年明け最初の取引となる大発会を迎えた。

2019年の相場格言は、株価上昇への地固めを期待した「亥(い)固まる」。

戦後5回の亥年のうち、4回は株価が上がっている。

猪突(ちょとつ)猛進のご祝儀相場が期待されたが。
4日の日経平均株価は、円高進行もあり、一時700円以上も下落。

結局、大発会の終値としては、3年ぶりの下落で、下げ幅は戦後3番目となった。

政府と日銀は、午後1時から緊急会合を開催。

株価下落などについて情報交換をすることで、市場の不安を鎮静化させる狙いがあるとみられる。

新年早々の株価急落は、ニューヨーク市場の大幅下落を受けたもの。

その背景にあるのが「アップル・ショック」。

中国の通信機器大手・ファーウェイ副会長の逮捕騒動をきっかけに、中国で始まったiPhoneの不買運動。

iPhoneを販売の柱とするアメリカのIT大手・アップルは、中国における販売不振を理由に、2018年10月から12月期の売上高予想を引き下げた。

アップルのティム・クックCEO(最高経営責任者)は、「iPhoneにおいては、主に中国の市場で売り上げが厳しくなっている」と話した。

この下方修正により、市場心理が悪化し、3日のニューヨーク株式市場は急落。

ダウ工業株30種平均は、前日の終値より660ドル余り値を下げた。

第一生命経済研究所 首席エコノミスト・永濱利廣氏は、「一言で言うと、アップルの業績というのは、世界経済を見るうえで1つのシグナルになる。例えば、広告宣伝費を減らしたりすれば、メディア関連にも影響が出てきますし、スマホの出荷が減れば、当然物流なんかにも悪影響が出てくると。さらに販売に悪影響が出てくれば、小売業なんかにも影響が出てくると。アップル製品が売れなくなると、いろいろな業界に影響が波及する」と話した。

アップル・ショックの余波を受け、波乱含みの幕開けとなった日本市場。

このスタートについて4日、証券会社のトップらが出席した会合で、麻生金融相は「株価がどーんと下がって、アップルのおかげとか、商いが薄かったとか、いろんな理屈はつけられるが、株価っていうのは気分的影響が極めて大きい。景気だって、病気だって、お天気だって、“気”がつくものはみんな気分だから。極めて大きな要素ですよ、これは」という発言があった。

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