「VSトランプ」で中朝会談 蜜月アピール 中国の狙いは

01/09 18:01
9日日本時間午前10時前、中国・釣魚台迎賓館から出てきた車に乗っているとみられるのが、4回目となる中国訪問中の北朝鮮、金正恩(キム・ジョンウン)委員長。

白バイ隊に先導され、車列が向かった先は、厳戒態勢が敷かれた北京市郊外の経済開発区だった。

立ち入り禁止が解除されたあとに取材すると、金委員長を迎えた痕跡があった。

9日、視察したのは、中国でも有名な製薬会社「同仁堂」。
ここは、老舗の大手製薬会社で、金委員長は、中国式の開発モデルを視察したとみられる。

8日夜は、人民大会堂におよそ6時間滞在。
中国の習近平国家主席と、首脳会談や晩さん会に臨んだとみられ、蜜月ぶりをアピールした。

一方の中国にも、ある思惑が。

これまで、金委員長と3回にわたり、会談を行ってきた習主席。

中国は現在、アメリカから制裁関税が課されていて、米中貿易戦争の真っただ中にある。

今回、非核化交渉で行き詰まるアメリカに、北朝鮮の後ろ盾という立場を見せつけ、貿易交渉を有利に運ぶ狙いがあるとみられている。

年末恒例のあいさつでも、習主席は「これまでの道のりでは、中国人民が自立更生して、忍耐強く奮闘して、世界から注目された“中国の奇跡”を作り上げた」と、自立更生を強調し、アメリカをけん制している。

中朝会談の一方で、同じく北京で行われていた“次官級貿易協議”。

米中両政府は、アメリカの貿易赤字解消に向けた中国による輸入拡大などを争点に話し合った。

北朝鮮をカードに使う中国の思惑について、龍谷大学社会学部の李相哲教授は、「北朝鮮問題は、米中関係においても、非常に大きな比重を占めている。米中交渉でも北朝鮮を有効に使えるカード」と話した。

その中国を頼みとする金委員長は、日本時間の午後3時すぎ、滞在先の北京を特別列車であとにした。

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