中国“赤ちゃん売買グループ”逮捕 へその緒ついた子も

01/15 18:21
中国で逮捕された人身売買グループ。
被害者には、へその緒がついた赤ちゃんも含まれていた。

中国・湖北省の高速道路で、警察に止められた1台の車。

後部座席に座る男が抱いていたのは、毛布にくるまれた女の赤ちゃん。
しかも、まだへその緒がついた新生児。

怪しく思い、警察官が問いただす。

警察「誰の子どもだ?」
男「拾った」
警察「子どもはそんな簡単に拾えるものなのか? どこで拾った?」
男「公園で拾った」

実は、男たちは中国国内で暗躍する“赤ちゃん売買グループ”。

指をくわえるこの赤ちゃんを、取引相手に売ろうとしていた。

しかし、警察の取り調べに対し、男たちは、しらを切り続ける。

警察「これ(哺乳瓶)はどうした?」
男「買った。彼女に買った」
警察「いつ買った?」
男「きのう買った」
警察「きのう買って、こんなに古いのか? ちゃんと本当のことを話せ。きっちり調べるからな」
男「調べてくれよ、買ったものだ」

男たちの携帯を調べようとすると、1人は、盗まれたと主張。
しかし...。

警察「携帯見つけたぞ。給水機の後ろにあった」

男が隠していた携帯の中には、取引の価格や赤ちゃんの体調など、大量の売買記録が残されていた。

その後の調べで、このグループが、生後3日から10日ほどの赤ちゃん4人の人身売買を行っていたことが判明。
これまでに、車に乗っていた3人を含む7人が逮捕された。

このグループは、山間部の家から2万4,000元、日本円にして、およそ38万円で女の赤ちゃんを買い付け、1回の取引で1万元、およそ16万円の報酬を受け取っていたという。

こうした人身売買が横行する中国。

子どものいない家庭が労働力などとして買うことがある一方で、臓器売買目的でのケースも。

被害者側の視点から、国際的な人身売買事情を研究してきた諸沢英道さんは、中国での人身売買対象は、年々、低年齢化していると指摘する。

常磐大学元学長・諸沢英道さんは「昔は、今でいう小学生くらいの子どもが盛んにさらわれ、売買されていた。ある日、突然いなくなりますよね。そうすると騒ぎになるし、売買が難しくなった。(戸籍がなく)この世にいるかいないか、あいまいな状態の小さな乳児の時に売買するのが一般的になった」と話した。

経済発展が続く中国の暗部。
被害の根絶に向け、積極的な取り組みが求められる。

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