「ゴーンに“ノー”と言えなくて...」 日産資金で借金返済疑惑

01/18 18:57
三菱自動車は、前会長のカルロス・ゴーン被告が、日産との合弁会社から、およそ10億円の報酬を不正に受け取っていたとの内部調査結果を公表し、損害賠償請求などを行う方針を明らかにした。

取材班が向かったのは、親日国として知られる中東の国、オマーンの首都・マスカット。

この地を舞台に、日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告が、日産の資金で借金返済をしたとされる疑惑をめぐり、新たな証言が得られた。

中東日産担当者「支払う必要のない金だが、“ゴーンにノーとは言えない”ので、指示に見合うシナリオを作った」

ゴーン被告は、オマーンにある日産の販売代理店の会長に、手書きの借用書で、およそ30億円を借りていたという。

オマーンの知人の会社から、個人的におよそ30億円を借り入れていたゴーン被告。

日産の子会社・中東日産に指示をして、ゴーン被告が使途を決められる「CEOリザーブ」から、知人の会社に年間およそ5億円ずつ、あわせておよそ35億円を支出させていたとみられている。

東京地検特捜部は、日産の資金が、ゴーン被告の借金返済に充てられた可能性があるとみて調べている。

ゴーン被告の逮捕から、19日で2カ月。

日産、ルノーと3社連合を組んでいる三菱自動車は18日、臨時の取締役会後に、内部調査の結果を公表した。

三菱自動車・益子修CEOは「10億円もの金銭が不正に支払われていた事実が判明いたしました」と述べた。

三菱自動車本体では、ゴーン被告の不正行為はなかったものの、オランダにある日産との統括会社「日産・三菱BV」から、ゴーン被告が不正報酬を受けていたことを明かした。

調査結果によると、ゴーン被告は取締役会に無断で、2018年4月から11月にかけ、総額およそ782万ユーロ、日本円にして、およそ10億円の支払いを不正に受けていた。

三菱自動車・益子CEOは、「日産とも協議を進めておりまして、損害賠償請求等も含めて、最も適切な方法を検討してまいりたいと思っております」と述べた。

ゴーン被告の弁護人は、18日、東京地裁に2回目の保釈請求をしたが、認められない場合は、さらなる勾留の長期化が見込まれる。

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