あす首脳会談...北方領土は? 「日本には渡さない」

01/21 19:21
ロシアの首都モスクワで、20日に行われたのは、北方領土の引き渡しに反対する抗議デモ。

モスクワ市内の広場に集まった人々は、「島はロシアのものだ。日本には渡さない」と主張している。

集会では、北方領土を含む千島列島を意味する「クリルを日本には渡さない」などと書かれたプラカードのほか、特製バッジも用意されていた。

デモ参加者は「クリル(北方領土含む千島列島)は、わたしの国の一部」、「ロシア人として、自国の領土を売り渡すことはできない。自国の歴史を尊重する」などと話した。

そのロシアで、重要な会談に臨むのが、安倍首相。

安倍首相は、「モスクワでは、じっくりと時間を取り、プーチン大統領と胸襟を開いて話し合い、平和条約交渉をできるだけ進展させたいと考えている」と述べた。

安倍首相は21日午後、プーチン大統領との25回目となる首脳会談に向け、日本を出発。

両首脳は、2018年11月、平和条約締結後に歯舞群島と色丹島の引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎として、平和条約の締結交渉を加速させることで合意。

2018年12月にも会談を行っており、今回で3カ月連続となる。

14日には、河野外相とロシアのラブロフ外相が会談。

河野外相は「交渉が前進した」と主張したが、ラブロフ外相は「日本の法律で、島が『北方“領土”』と呼ばれていることを、ロシアは受け入れられない」と述べていた。

今回のトップ会談を前に、立場の違いは浮き彫りとなっている。

今回の会談で、交渉を前進させたい安倍首相。

FNNが週末に行った世論調査では、一連の会談を通じて、北方領土問題が「進展すると思う」と答えた人は2割(20.4%)にとどまり、「進展しないと思う」と答えた人が7割(72.9%)を超えている。

一方、歯舞群島と色丹島の2島先行返還について、「前向きな回答」をした人は43.5%と、4割以上の人が領土問題を少しでも進展させるよう望んでいることがわかる。

日本側が思い描く、6月のG20(20カ国・地域)での大枠合意に向け、今回、交渉をどこまで進めることができるのか。

安倍外交の真価が問われようとしている。

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