「国会答弁も誤り」また謝罪 統計不正で厚労相が...

01/29 20:09
今度は、国会の答弁を誤っていたと大臣が謝罪。
次々発覚する統計不正問題が、大きな波乱要素となっていくのだろうか。

根本厚労相は、「国民の皆さまの信頼回復に努めてまいります。それが私の責任であると考えています」と述べた。

厚労省による勤労統計の不正調査問題で、冒頭から荒れ模様。
まさに、“統計国会”の様相。

厚労省の特別監察委員会による調査について、身内の官僚のみで行った調査が7割弱にもおよぶことや、事務方No.2を含む幹部が同席し、質問をしていたことが新たに判明した。

29日朝、根本厚労相は、「第3者性の疑念を生じさせた」と認めつつも、「事務方は(第3者委の)事務のお手伝いをする」、「第3者委として、私は(第3者性)担保されていると思う」と、第3者性は保たれていると釈明した。

しかし、ヒアリングした幹部の人数についても、国会で答弁した20人ではなく、12人だったと訂正。

29日の国会初論戦でも、野党から厳しい追及を受けた。

立憲民主・風間議員「調査の独立性は、完全に崩れています」

国民民主・森本議員「厚生労働相の責任は、極めて重い」

野党側は、厚生労働相を含め、不正調査の責任は、安倍政権全体にあると批判。

立憲民主・風間議員「根本厚労相の罷免と首相の辞任を求めます」

安倍首相「国民の信頼を回復するための努力を積み重ね、内閣総理大臣としての職責を、引き続き果たしていく決意であります。根本厚労相にも不足した給付の速やかな支払いや今回の事案の徹底した検証、再発防止に、引き続き全力で取り組んでいただきたい」

さらに、不正を公表しないまま、2018年、データ補正したことについて、結果的に「アベノミクス」の成果が“実際以上に強調されたのでは”と追及。

立憲民主・風間議員「首相は、ご自身が根拠とした数値は間違いであり、アベノミクス成功の根拠とは言えないとお認めになりますか?」

安倍首相「今回の再集計により、下方修正になった平成30年(2018年)の各月の伸び率の数値のみをお示しして、アベノミクスの成果であると強調したことはありません」

自民・萩生田幹事長代行は22日、BSフジ「プライムニュース」で、「(大臣)在任中に認知ができたかというと、かばうわけじゃありませんが、どなたが大臣になっても気づかなかった。統計の場合は、専門性の高い職員たちが閉鎖的な組織の中で各所やっていて...」と、問題は、統計を担当する部局の閉鎖性にあったと指摘。

政府関係者は、「この統計の問題は、本当に一部の部門で行われている局所的な問題だ。キャリアの監督が行き届かない部署だから」とした。

こうした中、新たに政府の基幹統計の1つ、「賃金構造統計調査」でも問題が発覚。

根本厚労相に対する責任追及の動きは、今後、大きな焦点となる見通し。

勤労統計問題だが、責任論や事実解明ばかりが目について、なかなか背景とか原因とか解決策が見えてこない。

今回は、厚労省の国民の所得や年金など、さまざまな統計を扱う部署で起きた問題で、そこについて、与野党の厚労相、副大臣などの政務3役の経験者に聞いた。

そうすると、各省で統計を扱う部署は、予算と人が削られる対象になりがちで多忙になり、モチベーションが上がらないといった話や、この部署は数学の専門家ばかりが集まって、その人事も、中でぐるぐる回っている、新しい上司が異動で来ても理解できないので任せっぱなしになる、その結果、現場職員の意欲は低下し、問題があっても報告しないようになるという話が出ている。

つまり、厚労省で、この部署は、予算・人気・評価の点で厳しい部署となる。

解決策として、ある大臣経験者は、厚労省では政策や法律作りに関わるところに人気が集まりがちなので、それを直すために、統計担当者など現場の評価を高くして、異動も行うような人事制度、そこから手をつけるべきだという話もあった。

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