魚が“鏡に映る自分”を認識 ホンソメワケベラで初確認

02/11 13:05
10cmほどの「ホンソメワケベラ」という小さな魚。

鏡に映った自分の姿を認識しているとの研究結果が発表された。

こうした行動が、魚で確認されたのは、初めてのこと。

実験は、大阪市立大学などの研究グループによって行われた。

下あごに、寄生虫に似せて人工的に色をつけたところ、8匹のうち7匹が、鏡を見たあと、敷石などに下あごをこすりつけた。

マークを寄生虫と思って、こすり落とそうとしたとみられる。

さらにそのあと、再び鏡の前に戻る行動を取った。

下あごに透明なマークをつけた場合や、鏡がない場合は、このようなしぐさは見られなかった。

大阪市立大学大学院の幸田正典教授は、「『よっしゃとれたー!』と思って、見に行ってる。ここで0.5秒止まる。この間に鏡で『お、よっしゃー!』といって見ている」と話した。

ホンソメワケベラはいったい、どのようにして、鏡に映ったのが自分であると認識するのか。

幸田教授によると、鏡のついた水槽に初めて入れられた魚は、まず、自分の姿を敵だと思うという。

そのあと、鏡に沿って上昇するなどの行動をとって、1週間ほどたつと、鏡に映った姿は自分だと認識し、鏡をのぞき込む行動になる。

鏡に映った自分の姿を認識できる動物は、これまで、イルカやチンパンジーなどに限られると考えられていたが、幸田教授の実験での成功率は、チンパンジーよりも高いという。

幸田教授は、「魚の方が、成功率が高い。合格率が高い、点数が良い。だんだん人から離れるほど、バカだという(従来の)考え方は、おそらく、ひっくり返っていく」と話した。

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