刑事・民事“法的措置”の抑止力 不適切動画どう防ぐ?

02/11 19:01
軽はずみな行動の、重すぎる代償。
コンビニや外食チェーンで相次いでいる不適切な動画に、企業が悩まされている。

厨房で調理をする1人の男性。
すると、次の瞬間、中華鍋から上がった炎に顔を近づけた。

よく見ると、口元には、たばこが。

鍋の炎で、たばこに火をつけていた。

SNSで拡散されているこの動画は、大手外食チェーン「バーミヤン」の厨房で撮影された映像。

バーミヤンを運営する、すかいらーくホールディングスによると、動画が撮影されたのは、2018年の3月ごろ。

オーダーストップ後の深夜、従業員用の食事を調理している時に撮影されたもので、その料理が客に提供されることはなかったという。

すかいらーくホールディングス「従業員の再徹底について、改めて取り組んでまいります。この度は、誠に申し訳ございませんでした」

全国展開する大手チェーンで相次ぐ、アルバイト従業員などによる不適切動画の投稿。

寒い冬に恋しくなる、コンビニおでんをめぐっても...。

箸でつまんだ白滝を口いっぱいに入れ、すぐさま手に吐き出す男性アルバイト従業員。

セブン-イレブン・ジャパンによると、これは2月7日午前3時ごろに、神奈川・横浜市内の店舗で撮影されたもの。

当該のおでんはすべて廃棄し、機械類はすべて洗浄。
関わった従業員2人は、9日付で解雇された。

同じく、コンビニ大手・ファミリーマートでも。

従業員A「口臭いからってガムなめんな。やべえだろそれ、防犯カメラ」

男性従業員が、商品のパッケージやペットボトルの飲み口をなめる様子が撮影されていた。

運営会社のユニー・ファミリーマートホールディングスは、「不快な思いをさせた」などとして謝罪。

再発防止に努めるとしたうえで、愛知・刈谷市内の店舗スタッフを、11日、解雇したことを明らかにした。

こうした企業のブランドイメージをおとしめる行為に対し、厳しい対応をとる企業も。

大手寿司チェーン「無添 くら寿司」で問題になった動画。
アルバイト従業員が、魚の切り身をごみ箱に入れたのち、まな板に戻そうとしていた。

運営会社のくらコーポレーションは、信頼回復のために、全店舗で勉強会を行うことや、スマホ持ち込み禁止の徹底などを発表。

そのうえで、「刑事・民事での法的措置の準備に入った」と発表。

同様の事態が相次ぐ現状に、当社が一石を投じるとして、解雇した従業員2人に法的措置をとる姿勢を打ち出した。

レイ法律事務所・舟橋和宏弁護士は「(清掃や消毒に)かかった費用の損害について、損害賠償請求を行う可能性もある。過去、1,000万円以上の損害賠償請求を行ったケースもある。親御さん含め、こういった金額をキチンと支払うのは難しい」と話した。

企業側の予防策について、日本大学危機管理学部・福田充教授は、「店員が使用しているSNSのアカウントなどを事前に申告させて、それを確認・監視するというものまで対応が必要になってくると思います」と話した。

軽い気持ちでの行為であっても大きな問題となる、不適切動画の投稿。

より身近になるSNSの使い方を、あらためて考え直す必要がある。

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